【スクラップからのトライ&エラーでビルドをめざす日日】

いろいろ雑多なテーマでつらつら書きます。

昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした

【昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした】⑧(終)ディスプレイ  

修繕したお雛様を飾ります。 場所は仏間に置いてあるテレビ台付カップボード 「ブラウン管テレビを置くためのスペース」だったところに飾りつけます。 背面の板(カップボードの裏板は薄いベニヤなので別途コンパネを用意)に、お内裏様とお雛様を乗せる棚を…

【昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした】⑦お内裏様とお雛様の衣装

お内裏様の衣装ですが、五人囃子が着ている衣装と同じ柄です。 揃いの雛人形としての統一感を出すためだと思いますが… オリジナル ここは差別化をして白の縮緬で帝っぽく装ってみました。 お雛様 袖の部分の三本ラインは江戸時代のお雛様にも見られますが、…

【昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした】⑥かもじ

お雛様と三人官女の髪の毛です。 オリジナル 一応襟元から紐で結んであるのが「かもじ(=つけ毛)」部分ですが、 ちょっと長さも量もさびしい感じなので、黒の木綿糸でかもじを作りました。 それっぽい感じになりました。 髪飾り?と紐はいつものように「有…

【昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした】⑤お雛様の裳と官女の表着(打掛?)

お雛様のオリジナルの裳を見てみる オリジナル 大胆な柄、裳にしては短すぎるのもちょっと気になります。 変色し、生地自体の傷みも激しいので思い切って取り除きました。 裳の種類は時代によって異なります。古いものは腰で縛ってつける。室町あたりになる…

【昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした】④三宝と杯、沓、平やなぐい(矢入れ)

三人官女の中央の官女が持っている三宝 オリジナル これも全部紙製です。中央にお煎餅みたいな丸いものが貼り付けてありますが、どうやらこれは杯のところらしいです。 この三宝ももう少し厚めの紙でしっかりしたものに作り直し、杯も杯らしく少しカーブをつ…

【昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした】③男子の冠と太刀

お内裏様と随身(右大臣・左大臣)の冠 簪と呼ばれる横棒以外は紙製でした。 後に伸ばしているのは「えい」。ここも傷んでいたのでとりはずし、新たに付け直します。 写真のお内裏様のように立ててあるのは「立(りゅう)えい」というそうですが 垂直に立て…

【昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした】②お雛様の扇と冠

まず、びっくりしたのがお雛様の扇 こんな真っ白な(汚れているけど)ただの紙だったとは…! オリジナル それでも、子どもの頃は この扇を開いてお雛様に持たせるだけでもウキウキしていた記憶があります。 しかし、もうそんなピュアな子どもではないので、…

【昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした】①63年前の雛人形

小屋裏からサルベージした63年前の15人揃の雛人形 箱から出してみたものの、最後に飾ってからは50年近く経っている 並べ方や小道具の持たせ方がわからない。 ネットで検索してみても、最近の主流は親王飾り、15人揃の写真は小さくて細かいところまでは確認で…

【昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした】 ~プロローグ~

ことの発端は今年のGW終盤に関東、茨城に吹き荒れた強風でした。 母屋の屋根は東日本大震災の時に盛大に瓦が壊れ、20年保証のガルバリウム鋼板に葺き替えてあったので、台風がこようが大風吹こうが全く心配してなかったんですが… 増築部分のことをすっかり忘…