【昭和35年/1960年製のお雛様をリペアした】④三宝と杯、沓、平やなぐい(矢入れ)
これも全部紙製です。中央にお煎餅みたいな丸いものが貼り付けてありますが、どうやらこれは杯のところらしいです。
この三宝ももう少し厚めの紙でしっかりしたものに作り直し、杯も杯らしく少しカーブをつけたものに変えました。正円に切れなかったのが残念なところ。
真ん中にいる仕丁が手にもっているのは沓台。上に乗っているのは沓のはずですが…
草履かスリッパにしか見えないので、これも立体化に挑戦。(木製の台はそのまま使います)
「やなぐい」というのは随身の背中、矢を背負うための入れ物のことです。
オリジナルではただの斜めのバンドが直接ピンでとめられていて、そこに矢を挟む仕様。
まあ…後は見えませんからね。でも、せっかくなんでまたまた「有識装束大全」を参考に「平やなぐい」と呼ばれるものっぽいものを作りました。
これで後から見ても大丈夫!