墓終いからの~マイファミリーヒストリー
古い方の墓石の下にはいったい誰が 何体埋葬されているのか
せっかくなので、ちゃんと確認しようと思い
まず、市役所で古い戸籍のコピーをもらい、その没年月日と
仏壇の中の位牌を確認したところ、※高祖父母の位牌が無いことに気づきました
高祖父母の父(こじまる家の1代目)はありました
※本人―父母―祖父母―曽祖父母―高祖父母
仏壇の中の隠し?引き出しには戒名を書いた巻物が何本か納められており
そのうちの
高祖父
高祖母
高祖父のおそらく母
の3人の位牌が仏壇に無く、墓石にも戒名が彫ってありませんでした
共通点は施主(喪主)が曾祖父の庄之助だということ
そういえば、子供の頃 母からちらっと聞いた気がします
曾祖父が賭け事が好きで、こじまる家の土地の半分以上を失ってしまったと
もしかして…位牌が無いのも墓石に名前が彫ってないのも
この庄之助がお金が無かったから?
そして、更に不思議だったのが、仏壇の古い書類の中に
曾祖母が亡くなったおりに高野山から届いた弔辞の手紙
曾祖母は高野山の大師教会の講員になっていたらしい
うちは曹洞宗の檀家なのになぜ高野山?
曾祖母は跡取り娘
それなのに、家の土地を減らし(曾祖母の)両親祖母の位牌も作れない婿養子を
迎えてしまったことで世をはかなみ救いを宗教に求めていたんでしょうか?
二人とも、100年前に亡くなってしまっているので真相はもうわかる人はいません
曾祖父庄之助の位牌は繰り出し位牌といって、複数の仏様の戒名を
カードのような木札に書いて重ねて仕舞っておくタイプだったので
余っていた白木の札に、位牌がなかった高祖父母とその母の戒名を入れて
お寺で魂入れ「開眼供養」をしてもらうことにしました
仏具店…木札に 戒名・俗名等を書いてもらう 5400円×3枚
お寺 魂入れ「開眼供養」 3枚で10000円 とのことです
墓終いを考えてる人が今さら先祖の位牌?なに考えてるの?と思われるかもしれません
特に信心深いわけではないです
例えば、全10巻の本を書棚に並べた時に、2、3巻抜けていたら買い足してきちんと揃えたくなりますよね?
そんな感じです
もちろんなるべく節約して生きたいこの状況なので、庄之助がちゃんとやってくれていたらなあーとか
庄之助のせいでーとかぶちぶち文句言いながらなんですが
曾祖父は曾祖父で「家絶やすようなヤツにいわれたくないわ」と怒ってるかもしれません
(それで、結局墓石の下の実際の遺骨の数については、やっぱり開けてみないとわからないことに変わりはないのでした)