【スクラップからのトライ&エラーでビルドをめざす日日】

いろいろ雑多なテーマでつらつら書きます。

大正3年 茨城県南(非農村)の病気見舞い

高祖父の香典帳に病気見舞いの控えが一緒に綴じてありました

高祖父は大正3年4月、病の床につき、そのまま亡くなったようです

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病気見舞い

今だったら相場はどれくらいでしょうか?

大体、友人・知人で3000円~5000円あたり?

 

大正3年4月 茨城県南 非農村

「金 一円也」「金 参円也」という字は見えますが

あまりお金でのお見舞いは無かったみたいです

 

目立つのは玉子…病人には滋養のあるものという感じでしょうか?

 

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滋養系

 玉子(最多! 合計135個でした 冷蔵庫が無い時代どうしたのか?)

 フナ

 鳥肉?

甘いもの系

 砂糖

 水あめ

 菓子

 餅菓子

 最中

 ピスケ(ビスケット)

その他

 塩せんべい

 梅ヒシホ

 梅

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変わったところで、東京の人からのお見舞い

 

「ヲレンジみかん 三ツ」

 

オレンジは明治時代から日本に入ってきたとWikipediaにありましたが、大正3年に庶民(東京都民)がお見舞いに買えるくらい普及していたんですね

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今回、一生懸命判読しようとしても読めなかった(わからない)字もあります

たとえば

上の右端の玉子の隣「今?カ?チ」??

左端のヲレンジみかんの隣「?ニャツ?」??

 

たかだか100年前の同じ日本語なのに暗号解読(成功してないし)みたいですね

 

税務署の職員からのお見舞いが多かったんですが、高祖父が勤めていたとか…なにか関係があったんでしょうかね?そのあたり全くなにも伝え聞いていません

 

※後日 大正時代の香典編と新盆見舞い編も書きます